〜京阪神〜「女流画家たちの競艶」後記 | ||
第1部「島成園と女流日本画家たち」・第2部「松村綾子と7人の女流洋画家たち」 | ||
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島成園という女流画家がいたことなど、世間ではすっかり忘れられ、誰も見向きもしない頃のことだ。かれこれ30年も前になるだろうか。当時、私はまだ若く元気があった。早朝5時前に家を出て、中古のチャリンコでガチャガチャと騒がしい音をさせながら、家から市内の南西端にある東寺へと向かう。30分の道のりだ。 |
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島成園のお師匠さんである北野恒富や、同時代の大阪美人画の先達・岡本大更の作品も掲載することにした。<願いの糸>と題された作品を双幅のように掲載することにしたが、どうだろう。「左伊」と署名のある右側の作品は、現在木下美術館所蔵の同名の作品と酷似している。「左伊」が誰なのか、皆目見当がつかない。この作品は、数年前、古書画の交換会で「森田沙伊の若描きではないか」として売りに出されたものだ。時を経ずして左側の恒富作品が別の交換会で売りに出された。こうした縁を大切にするのが身上である。 |
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