星野画廊【展示のご案内】

「失われた風景・懐かしい光景」展
― 初公開作も含め、画廊秘蔵の名品・佳品を一堂に ―

会期:2024年7月9日(火)〜9月14日(土) 10:30AM〜6:00PM

前期:7月9日(火)~7月26日(金)
後期:8月20日(火)~9月14日(土)
日・月曜 及び、7月15日(月・祝)、7月21日(日)、22日(月) 休廊
※なお前期・後期で一部作品の展示替えを致します

展示概要

星野画廊ではその設立以来、作者の知名度や画壇での評価などを度外視して、「あっ この絵はなんだ?」「よく描けてるな」「珍しいな」「佳い絵やな」などと素直に感動することを基本に作品を収集し、時代に埋もれた画家と作品の発掘顕彰に努めてきました。

本展では画廊収集品の中から、ひと昔ふた昔前なら普通にあった懐かしい光景や、既に失われて存在しない風景を描いた作品(洋画と日本画)などを特集します。これまでの画廊企画展で紹介した作品や、入手して以来まだ一度も展示したことのない作品もご覧頂けるように準備しています。

私たち日本人が心の故郷として偲ぶことができる絵の数々との出会いがあります。祇園囃子で賑わう京都散策のおついでに是非お越しください。お待ちしています。

前期・後期で展示作品を入れ替えます

展示の作品(一例)


前田荻邨 <出町の緑雨>
昭和初期頃 74.4 × 99.5cm
絹本彩色・軸装
現在の出町商店街入口付近から、出町橋と比叡山を望む光景である。
橋の北側袂に風呂屋があり、南側には出町柳の象徴たる立派な柳の木。
本作は今出川通りに賀茂大橋(1931開通)ができる前の光景。

上野山清貢「五条仮橋」
1935(昭和10)年頃 油彩20号

今井憲一「街」
1949(昭和24)年 油彩12号

作者不詳「ラトナの泉(ベルサイユ宮殿)」
明治後期頃
絹本彩色・額装

伊藤快彦「維新発端小御所密議図」
1917(大正6)年 油彩8号

八條弥吉「陽射し」
明治後期頃 36.0 × 45.5cm(8号)
キャンバスに油彩

作者不詳「手習い之図」
明治中期頃45.3 × 60.5cm(12号)
厚紙に油彩

柴原魏象「太秦牛祭之図」
明治末期頃 70.2 × 94.6cm
絹本彩色・軸装

秦テルヲ「四条夕涼之図」
1940(昭和15)年 23.9 × 36.0cm
紙本彩色・額装

矢崎千代二「大礼記念の四条大橋」
1928(昭和3)年 23.8 × 33.0cm
紙にパステル

北 連蔵「明治大帝御不倒平癒祈願之図」
昭和初年頃 60.5 × 72.8cm(20号)
キャンバスに油彩

御厨純一「農耕図」
1916(大正5)年 89.0 × 115.5cm(50号)
キャンバスに油彩

十亀広太郎「池畔」
1923(大正12)年 60.5 × 80.2cm(25号)
キャンバスに油彩

展覧会DM