星野画廊で開催した主な展覧会─52 
没後55年記念   秦 テルヲの仏(ほとけ)さん
2000年 9月 開催 

展覧会開催の趣旨           星野 桂三

 異色の日本画家として近年脚光を浴びてきている秦テルヲ(1887〜1945)の、没後55年を記念した展覧会。
 画壇と離れ。独りひたすら人生の真実を求めて、どろどろとした社会の底辺を流浪した無頼の画家秦テルヲは、陰惨な世相を観て論落の女などを描いた。そんな彼の作品が変化し始めるのは、大正10年奈良にほど近い京都の南山城村に住んで自然と共に生活するようになってからである。ゴーガン調の母子像や聖母像とも見える女性像を描き始め、大正末年頃からは、法を聴き道を求めながら悟りに至れない。自己の魂を癒そうとしているような仏画を数多く描いた。38点の展観。


掲 載 作 品
No. 作 品 名 制 作 年
1 「観音図」
 
「千手観音図」  
「慈 悲」 1923-4(大正12-13)年頃
「仏の顔」  
「阿弥陀三尊仏」  
「阿弥陀三尊図」  
「阿弥陀三尊佛」 1939(昭和14)年春作
「釈迦三尊図」 1935(昭和10)年頃
「釈迦三尊図」 1934(昭和9)年 4月作
10 「阿弥陀三尊仏」  
11 「釈迦牟尿佛像」 1936(昭和11)年作
12 「聖観音図 」  
13

「佛化開縁之図」(二河白道図)

1937(昭和12)年作
14 「釈迦如来座図」
 
15 「釈迦苦行図」  
16 「出山釈迦之図」  
17 「釈迦説法図」 昭和初年頃作
18 「観世音菩薩之図」 1929(昭和4)年作
19 「聖観音図」  
20 「聖観音図」  
21 「千手観音図」  
22 「観音立像」  
23 「白衣観音図」  
24 「弁財天之図」  
25 「菩薩立像」  
26 「白衣観音像」  
27 「十三仏之図」
 
28 「白衣観音図」  
29 「不動明王図」

1937(昭和12)年頃

30 「不動明王図 」  
31 「不動明王図」  
32 「大威徳明王図」  
33 「不動明王図」  
34 「不動明王図」  
35 「雲中供養菩薩」  
36 「雲中供養菩薩」  
37 「白衣観音図」  
38 「白衣観音図」  
39 「阿修羅図」 1945(昭和20)年8月初旬作
 

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