星野画廊【展示のご案内】

稲垣仲静『干支之図』12ヶ月一挙公開
岡本禅草「鞠と追羽根」ほか
日本画・洋画による新春を寿ぐ名画を一堂に

会期:2025年1月9日(木)〜2月8日(土)
10:30AM~6:00PM(日・月曜休廊)


稲垣仲静「花と蛇」(干支図12題より)
1922(大正11)年5月

玉村方久斗「草叢の蛇」
昭和初期頃 金地絹本彩色

展示の模様

一堂に並ぶ稲垣仲静「干支の図」12幅軸装画

今から103年前の大正11年に僅か25歳で夭折した天才的日本画家・稲垣仲静《干支之図》12図を一挙公開しています。数年に一度しかまとめて見る機会はありません。是非ご覧ください。

干支の絵といえば、異色日本画家・玉村方久斗《草叢の蛇》も必見です。金地絹本に流麗なタッチの蛇はどこかユーモラスで可愛いものです。新春を飾る作品としてこれら2人の日本画家だけでなく、夭折した異色日本画家・岡本神草の時代を超越した新感覚の初期作品「手毬と追羽根」と秦テルヲの最晩年作「戦争由来」両作品を中央に配した壁面には左右に久保田米僊と粥川伸二、の日本画のコーナー展示。別の壁面には寿老人や七福神図などを並べています。そのほかに明治以来の洋画家と日本画家たちが描いた富士山を描いた作品もお正月ならではの展示です。