星野画廊【展示のご案内】

マヌカンと都会の憂鬱を描く
没後30年・中村善種遺作展

会期:2025年12月2日(火)~14日(日)
10:30AM~6:00PM 月曜休廊

展覧会概要

独立美術協会会員の中村善種は、地中海と北欧旅行の際(1972年)、デロス島の古代の神々と出会い、コペンハーゲンではマネキン人形と運命的な出会いを持った。3年後の独立展に出品した《デロス島に立つマヌカン》(現在京都市美術館蔵)は、生涯の代表作となった。その後マヌカンを題材に、現実と虚構の世界を瞬間的にスリップさせるような独自の作風で一世を風靡した。

「中村善種氏は京都市立芸術大学教授同僚の三尾公三氏と連れ立って、当画廊の展覧会を訪問されることが幾度となくあった。その度、画廊に時空を超えて現れたひと時代前の貴重な作品に出会い、素直な感動を口にされたものだ。東北弁によく似た朴訥に響く強烈な訛りだった。ゆえに先生の感動には余計に不思議な真実味が加わった。当時の独立展などで拝見していた、都会的現代性を帯びたクールな氏の作風との信じられないギャップ。正直驚かされたものである。」

今日このように数は少ないが、重要作品ばかりで展覧会をすることになった。不思議な運命の糸に操られているのも知れない。ご高覧頂ければ幸いです。

展示作品(一部抜粋)


《横たわるマヌカン》
1973(昭和48)年頃
72.7x90.8cm(30号F)

《気取ったマヌカンたち》
1976(昭和51)年「中村善種画集」No.36掲載
91.0x116.7cm(50号F)

《灰色の中のマヌカン》
1973(昭和48)年 第41回独立展
130.3x97.0cm(60号F)

《街路樹の中の女》
1990(平成2)年 第12回十果会展
(油彩80号F)

《造船所》
1953(昭和28)年 第21回独立展
62.3x99.0cm(40号変形)

《YMCAく人々のいる場所(モロッコ)》
1978(昭和53)年頃
72.7✕91.0cm(30号P)

《デロス島(エーゲ海)》
1973(昭和48)年
72.7✕91.0cm (30号F)

《伊根舟屋》
1995(平成7)年
53.0✕65.0cm (15号F)

展覧会DM